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指導している十枝内教授にお話を伺いました。
- Q:バドミントン部はどのようなクラブですか??
普段の練習は学生が中心となってメニューを考え、実践しています。学生同士は非常に仲が良く、和気藹々としていますが、もっと勝利への貪欲さが生まれると良いと感じています。高校生時代に全国大会出場経験者がおらず初心者も多いため、練習メニューを構築することは大変ですが、小川由香コーチや竹林雄コーチとともに、チーム全体がレベルアップできるように工夫しています。バドミントン部は至学館大学の準強化指定クラブになっており、個人・団体に関わらず、全国大会出場が求められています。全国常連校にはそのチーム固有のメソッドがありますが、すでに選手が高いレベルにあるが故の練習メニューが多いのも事実です。一方で、高いレベルでの練習メニューの経験がないことは、既成概念にとらわれずに練習できるというメリットもあります。自らが構築した練習メニューで、クラブからより多くの全国大会出場者を輩出できるようにすることが目標です。
練習メニューの構築にあたっては、常に試合の中で勝利に必要な体力とその体力に裏付けられた技術・戦術を磨くことを考えるように指示しております。そのためにはバドミントンに必要は体力や動きについて深く理解し、最終的な目標達成を最短でできるための行程を考えられることが重要です。この思考と実践のスキルを磨くことは、バドミントンというスポーツ活動を超えて、卒業後の社会人として活躍するためのスキルに直結します。全ての学生が全国大会出場に到達できる訳ではありませんが、チームの目標達成のために研鑽を重ねた学生は社会人としても活躍できるものと信じております。
バドミントンの技術向上だけでなく、人としても成長できるように指導されているんですね。
- Q:上瀧さんはどのような選手ですか?
上滝さんは、キャプテンとしてチームをまとめています。バドミントン経験者として練習メニュー構築の中心的存在です。もっともっとバドミントンについて学びプレーヤーのみならず指導者としても将来活躍してほしいと思っています。1年生の時には、まだバドミントンというゲームがどのように成立しているかが十分に理解できておらず、自身の高い身体能力を活かしたシングルスしか活躍の場がありませんでした。ゲームの構成も理解してきて、今ではダブルスの試合にも対応できるようになってきました。コロナ禍で外部との試合が十分にできなかったため、勝利する経験が圧倒的に不足しているため、大会で思うように活躍できていません。新年度からは積極的に外部と交流をし、勝利へのメソッドを確立して大会で活躍してほしいと思います。
- Q:鈴木さんはどのような選手ですか??
鈴木さんは、経験者として特に女子の1年生のまとめ役を担ってもらっています。入学当初は、シャトルを上手に捉えることはできるけど、試合で戦うための技術や、勝利のための戦術を履行することが困難でした。少しずつではありますがコート全体を動けるようになり、試合を成立させ、勝負ができるようになってきました。しかし、彼女は目的に合わせて自身の動きをコントロールすることが苦手であると感じています。こども健康・教育学科で学ぶ彼女の問題は、そのまま自身が教育を担当するこども達の直面する問題であると思われます。向上を目指した今後の努力によって、自身の問題を克服する経験は、鈴木さんの将来に必要なスキルに直結すると思います。今後の活躍を期待しています。
十枝内教授にお答えいただきました。ありがとうございました。