入学時の期待と不安



箱根駅伝のファンだったことから「将来アスリートに関わりたい」と考えはじめ、料理が好きなこともありスポーツ栄養に興味を抱き、本学への進学を決めました。 入学してみると、まわりは東海地方の学生が大半で、和歌山県出身は私ひとり。はじめは心細かったですが、管理栄養士という同じ目標に向かって学びあう仲間同士、自然に打ち解けていけました。 勉強のことや就活のことなど、何でも相談できる友人がいるからこそ、大学生活へのモチベーションも維持できましたし、今ではいろんな地域の友人ができて視野も広がってよかったと思っています。




成長を実感した体験



入学前は「栄養=料理」のイメージでいたのですが、いざ学び始めてみると「医学」や「化学」に関わる授業も多く、専門的で難しいと感じることがありました。 しかし、さまざまな調理実習を行う中で、これらの知識が随所で生かされることも実感できました。 本学の調理設備は非常に充実していて、和・洋・中の料理はもちろん、乳幼児から高齢者までライフステージに合わせた献立や病院食など、あらゆる分野の食に取り組めて楽しかったです。 また、2年次の11月までは「スポーツ栄養サポートチーム(SNST)」のメンバーとして活動し、陸上競技部の駅伝の大会にも帯同することができ、入学当初の夢に一歩近づけました。 この活動を通して、クラスが違っても仲良くなり続けられる良き友もできました。




社会人に向けての抱負



私は臨床系のゼミに在籍していたため、当初は病院勤務、もしくは給食委託会社での勤務を希望していたのですが、ゼミの担当教授から地元の役場が管理栄養士を募集しているという情報をいただき、採用試験に臨みました。 また、4年次の5月に公衆栄養臨地実習で保健所に行ったときに行政栄養士について理解を深めていたことも、内定への力になったと思います。 今後は、町の健康センターで住民の健康増進に関する栄養指導をする予定です。 高齢者が多い海の町ならではの特性をふまえた食生活指導など、「地域に密着した管理栄養士だからできること」に挑戦してみたいです。




大学生活を振り返って



部活動では「栄養ケアチーム」に参加し、毎月テーマに沿った献立を調理して部員同士で検討、わかりやすい説明と写真でレシピを蓄積していく活動に取り組みました。 こうした経験をもとに、病院実習では糖尿病患者向けのバイキングを企画したり、医療・看護の専門雑誌「透析ケア」とのコラボで付録の「透析患者向け食品成分ポスター」の作成に関わったことも大きな出来事でした。 卒業論文のテーマも透析患者が控えたほうがよいと言われる成分・リンの摂取に関するものだっただけに、臨床現場で読まれている雑誌に自分の学びの成果を形に残すことができて、本当にうれしく思っています。