入学時の期待と不安



至学館大学は、小学校教諭と中学校教諭(保健体育)の教員免許状が両方取れる数少ない大学ということで進学を希望しました。 一般入試の前期試験は残念ながら不合格でしたが、あきらめずに一般入試の後期試験に挑戦し、無事合格を獲得。 入学当初は、教員になるための勉強と部活動の軟式野球を思いっきりやろう! と期待に胸を膨らませる一方で、本当に両立ができるだろうかという不安もありました。 1年生の時はなかなか時間をうまく使うことができませんでしたが、2年生になる頃には大学生活にも慣れ、オンとオフのメリハリをつけて何事も効率的に取り組めるようになれたと思います。




成長を実感した体験



教員をめざして、学級経営に関する本を読んだり、図書館で自主勉強を始めたりしていましたが、教員採用試験の対策は後回しになっていました。 遅れに気づいたのは、部活動を引退した3年生の12月。 教職支援室に足を運んだ際に、同じ目標を持つ仲間がすでに面接練習や小論文対策に取り組んでいることを知り、焦りを覚えました。 そこから教師塾に通って面接や小論文などの対策に力を注ぐと同時に、一日の勉強の計画・目標時間・達成時間をノートに書くことを日課にすることを決意。 やるべきこと、やったことを見える化し、地道に取り組みを続けたことで確実に力が伸びていきました。




社会人に向けての抱負



今の自分があるのは、小学校から現在に至るまで、多くの人に支えられてきたからだと実感しています。 だからこそ私が教員になって大切にしたいのは、常に生徒と同じ視線に立って寄り添う“伴走支援”というスタンスです。 指導ではなく支援という視線でこどもたちをサポートし、生徒とともに学ぶ意識を持ち続けていきたいと思っています。 そして、生徒のわずかな気持ちの変化にも気づいてあげられるよう一人ひとりをよく観察し、コミュニケーションを図ることを大切にして、生徒に勇気や自信を与えられる教員になりたいです。




大学生活を振り返って



大学生活を通して得られた一番の財産は、継続することの大切さを、身をもって学べたことです。 地道に勉強を続けたことで、中学生の頃からめざしていた教員になるという夢を叶えることができました。 そして、軟式野球部の活動では、練習場所・時間が限られる中で工夫を重ねて実力を磨き、全国大会で3位入賞、自身もベストナインに選出されるなど多くの目標を果たすことができました。 また教職だけでなく、明るく元気な仲間たちにも恵まれた授業はどれも楽しく、4年間があっと言う間に感じられました。至学館大学に進学して本当に良かったと感じています。