入学時の期待と不安



中学以前から陸上競技に取り組んできた中でアスレティックトレーナーという仕事を知り、憧れを抱くようになりました。 その道に進むための知識・技術をアスリートが身近な環境で学べる本学は、私には願ってもない場所。 ですから不安はまったくなく、むしろワクワク気分でいっぱいでした。 授業では専門用語も多く大変でしたが、図書館でトレーニングについて調べたり、親しい理学療法士の方に聞いたり、自分なりに努力を続けました。 すると、知れば知るほど競技力にプラスになることも実感できました。 短期大学部修了後はアスレティックトレーナーの資格取得に向けて専攻科へ進学。 学生トレーナーとして選手の試合に帯同するなど、実践の場もより増えて、手ごたえも大きくなっていきました。




成長を実感した体験



私は高校時代、陸上短距離の主力選手として好記録を残していました。 しかし、本学の陸上競技部に入部してみると、レベルの高いメンバーの中でなかなか結果が出せずつらい思いをした時期があります。 そんな時に支えてくれたのは、楽しくモチベーションを上げてくれた周囲の仲間たちです。 振り返ってみると、自分自身も、厳しい状況を投げ出さず粘り強く続ける忍耐力が養われたと思います。 これからの仕事においても、ケガや記録の伸び悩みに苦しむ選手と向き合う機会があるかもしれませんが、ケアはもちろんのことアドバイス面でも自分の経験が生きてくるのではないかと考えています。




社会人に向けての抱負



内定先は体の痛みや機能改善を目的としたトレーニング指導を行うパーソナルジム。 例えば、腰痛の方に対して考えられる原因や体の使い方のアドバイスを行い、不調を解消するためのトレーニングを1対1で行います。 在学中に行っていた選手サポートに比べると年齢や対象も幅広く、指導的な仕事となりますが、アスレティックトレーナーをめざしてこれまで深めてきた専門知識や選手へのアドバイス経験が存分に生かせるのではと期待しています。 また、自分自身がアスリートとして実感したトレーニングの効果も多くの人に伝えていきたいです。




大学生活を振り返って



自分を大きく変えたのは、短期大学部2年の時に参加した東日本大震災被災地復興支援のボランティアです。 実際に現地に足を運んでみると、震災から時間が経っているのにもかかわらず、想像以上に復興半ばであることがわかり、衝撃を受けました。 この経験を通して気づいたのは「その場に飛び込んで、自分の目で見て考え、行動すること」の大切さです。 それまでは、ついついネットの情報や他人の話を聞いてわかったつもりになりがちでしたが、これ以降、トレーニングの研究も、人との接し方も、自分がどう感じ、そしてどう対処すべきかを考える姿勢が身につきました。 このような貴重な機会を得られたことも、大学生活での大きな収穫だったと思います。