入学時の期待と不安



小学生の頃から、こども会などの地域活動で年下の子のお世話をするのが好きで、保育士になりたいと思うようになりました。 至学館大学を選んだのは、キャンパス内に附属幼稚園があり、いつでも園児と触れ合えることに魅力を感じたからです。 入学当初は、経験したことのない保育実習やレポート作成などに対応できるのか心配でした。 最初の保育実習では、園児との接し方や実習日誌の書き方など、わからないことばかりで壁に直面。 それでも、実習日誌については、園の先生からアドバイスをいただき、学科の仲間と一緒に取り組むことで少しずつ上手にまとめられるようになりました。 園児との接し方についても、自分から積極的に関わっていくことで楽しめるようになりました。




成長を実感した体験



保育者になるには、ピアノの弾き歌いができなければいけません。 しかし、私は小学生の時以来、ピアノをやってこなかったので自信がありませんでした。 そんな練習不足の状態でピアノの弾き歌いをやることになった1年生の保育実習では、顔がこわばるほど緊張し、何度もミスをしたことを覚えています。 このままではいけないと思い、以降、実習前には必ず集中して自主練習に取り組み、また「こどもと音楽」の授業では、先生にマンツーマンでレッスンをしていただきました。 その結果、4年生の実習前には、完璧にできるレベルにまで上達しました。




社会人に向けての抱負



私は、こどもたちに負けないくらい元気な保育者になりたいです。 至学館大学では4年間、ハンドボール部の活動に打ち込み、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた私は、体力や明るさには自信があります。 もう一つの目標として、私が幼稚園に通っていた時にお世話になった先生が「失敗しても大丈夫! 何回でも挑戦してみようよ」と、優しく前向きな言葉掛けをしてくださったように、こどもたちがいろいろなことに挑戦し、失敗から多くのことを学んで成長していく、その支援をしてあげられる保育士になりたいと思っています。




大学生活を振り返って



4年間の大学生活は、保育士や幼稚園教諭になるための勉強や実習、そしてハンドボール部の活動で忙しくも充実していました。 保育士になる夢に向かって頑張り通せたのは、同じ夢を持った仲間がいてくれたおかげです。 みんな元気で明るいので、楽しく学ぶことができました。部活動では毎週6日間の練習に励み、全日本学生ハンドボール選手権大会に2年連続で出場することができました。 結果を残せただけでなく、練習メニューやスケジュール管理などを自分たちで考えて取り組んだ経験を通して、主体性や行動力が養われたと実感しています。