
この頃駅や市役所、公営の体育館などで心臓に電気ショックを与えるAEDが設置され、心肺蘇生法の講習会も盛んに行われるようになりました。 心肺蘇生法では胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸の練習用人形を使って実技をします。 少し前までこの人形は女性の顏のモデルであるレサシアンと呼ばれるものが定番でした。 この人形にはエピソードがあります。20世紀初めにパリのセーヌ川で自ら命を絶った少女は身元不明で、当時の習慣によりデスマスクが作られました。 後の人工呼吸法用人形開発者が、この若く美しい少女の死に胸を痛め、また訓練学生にとって美しい実物大の模型があれば励みになると考え、少女のデスマスクをモデルに人形を作り、「レサシアン」と名づけました。 今では世界中で多くの人がレサシアンを使って蘇生法を習得しています(レールダルレサシアン説明書より引用)。 ただ残念なことに、女性の顏のモデルは数年前製造中止となり、最近では男性の顏のモデルに変わっています。
安全・救急法
健康科学部 健康スポーツ科学科
