
子どもが大人になるにあたって、様々な成長をしていきます。当然体は大きくなりますし、学力も向上します。そして心も…。一般的に考えれば、体はたくさん食べてたくさん寝ることで大きくなりますし、学力はたくさん頑張って勉強をすることで向上するでしょう。では、人の心は、どんなときに成長するのでしょうか。
ある人は必死に頑張った部活動の仲間と過ごした日々が、ある人はかわいがっていたペットが死んでしまったときが、ある人は過去の恋愛経験が、心の成長を促してくれているかもしれません。「○○をきっかけにあの人は変わった」などという話を聞くこともあるでしょう。おそらく人の心は、大きなインパクトとして胸に響く“直接的な体験”を経たときに、一回り成長していくものだと考えられます。
私は、大学生にキャンプをはじめとした野外活動を教えています。実際に授業で5日間のキャンプに学生を連れて行くのですが、そこで多くの学生が「仲間の大切さ」「人付き合いの難しさ」「普段の何気ない生活のありがたさ」「自然の厳しさ」などを“直接的な体験”を通して学んでいきます。これらの学びは、もちろん身体面や学力面の成長ではなく、心の成長と言い換えることができるでしょう。目の前の出来事に対して実際に自分の体を動かしながら、自分の目で見て、自分の頭で考え悩む、そういった“直接的な体験”が、野外活動にはぎっしりと詰まっています。これらの体験から得られるものは、教科書やインターネットでは決して得ることができないものです。野外活動は、心を成長させ豊かにしてくれるきっかけをたくさん与えてくれる素敵な活動です。
ぜひみなさんも、野外活動を体験してみてください。
野外教育
短期大学部 体育学科
