
わたしたちは事故やケガ、またはミスの防止を考える場合、ともすると本人の責任を追及しがちになります。これは古典的な対策で本人の注意を高めて防ごうとするものであります。もちろん一定の効果はありますが、あまり科学的対策とはいえず再発防止に弱さがあります。むしろ本人の責任と切り離した対策を講じるべきであり、システム(仕組み)を見直して事故やミスの起きにくい状況にすることが大切となります。
例を挙げて考えてみましょう。
アクセルとブレーキの踏み間違いで車が店舗に突っ込んでしまう事故がたまに起きます。しばらくすると店舗の原状復帰とともに安全柵のような防護フェンスが設置されています。
しかしながら、事故原因を分析しアクティブセーフティ対策、つまり事故の起きづらい状況へのシステム変更で、安全柵に頼らない防止策が可能になると思われます。
下図のように、駐車する位置を90°変えてみるとどうでしょう。店舗に突っ込む矢印はなくなりますよね。
本人の責任を追及しないミス防止策、リスクマネジメントの中心に置き、生活の中のミス防止に役立てたいものです。
学校保健学
短期大学部 体育学科
