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速筋タンパクって?~最近見かける速筋タンパク商品を筋線維特性から考えてみた~

速筋タンパクって?~最近見かける速筋タンパク商品を筋線維特性から考えてみた~
水産・食品業界企業の公式サイトでは「「速筋タンパク」とは、スケソウダラの俊敏な動きの源となる瞬発力を発揮する「速筋」のタンパク質です。」と紹介されています。 白身魚を原料とした商品のようです。
 でも、栄養学的なことでなく、運動生理学からちょっと考えてみましょう。
骨格筋は数千本の筋線維で構成されています。その筋線維には収縮スピードが速い速筋線維と遅い遅筋線維で構成されています。 速筋線維は白く見えるため、魚ではスケソウダラ、ヒラメなどの白身魚で、マグロ、カツオなどの赤身魚は遅筋線維が多いです。
 速筋線維の特徴は収縮するスピードが速くて、面積も大きいです。 ですからパワーが大きいです。面積が大きいってことは、たんぱく質も多いということです。 そのような点から速筋たんぱく質の良さを商品にしているようです。(竹輪はほとんど白身魚ではないのか?)。じゃあ、遅筋タンパクはどうなの?ってことになりますよね。 遅筋線維は収縮スピードは遅いのですが、持久能力が高く、疲れない性質を持っています。 赤く見えるのはミオグロビンという鉄色素が多く含まれ、酸素をたくさん筋肉に取り込んでいるからです。 その点から、持久的能力には非常に有利になります。貧血にもよいでしょう。
 ただ、遅筋タンパクで商品をつくるなら遅筋タンパクソーセージより、持久筋タンパクソーセージってネーミングてほしいかな。骨格筋の特性についての話はまだまだ、たくさんあります。
速筋タンパクって?~最近見かける速筋タンパク商品を筋線維特性から考えてみた~運動生理学、筋生理学
健康科学部 体育科学科
准教授 西沢 富江
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