
昔の卓球ボールは直径38mmでした。選手の技術が向上し、ラケットやラバーといった用具の開発が進むと、ボールに回転をかけやすくなって行きました。
選手はボールのスピードと回転で互いに高度な技術を身につけなければなりません。それ自体は卓球の醍醐味でもあり、卓球の技術が高まって行くことも当然の成り行きとも言えます。しかし、テレビなどで試合を観戦した時、観客は選手が行っているプレーが一体どうなっているかが分かり難くなってしまいました。その結果、卓球ファンが減ってしまったのです。
卓球の面白さはラリーの中での選手の対応にあります。その選手の動きが理解できないのでは面白くありません。そこで、ネットを高くしたらどうなるか、ボールを大きくしたらどうなるかについての研究が行われ、ボールの直径を40mmにし、ボールのスピードも回転も低下してラリーが見やすくなるように変更されました。
スポーツバイオメカニクス
健康科学部 健康スポーツ科学科
