
幼児期の体力・運動能力について男の子と女の子を比較すると、男の子の方が体力・運動能力の発達が進んでいる傾向にあります。このことは、大人の男性が女性よりも体力が高いこととは理由が異なります。 第二次成長を迎える前の子どもは、行動の違いや遊びの好みの違いによって、運動経験の多さが体力を高めることになります。普段の男の子の様子を観ていると、気になることがあるとすぐに駆け出していったり、ジッとしていることはなく動き回っています。女の子の方は、お友だちとお話しすることや手合わせしたり会話や歌を歌ったりして楽しんでいます。一般的に、男の子は鬼ごっこやボール遊びなど動的な遊びを好み、女の子はままごとや人形遊びな静的な遊びを好む傾向にあります。これらの日常の積み重ねによって、性別による体力差が生まれます。
1980年代以降、子どもの体力低下が問題となっています。一般的に、女の子は男の子よりも体力が低い傾向にあるにも関わらず、1980年代の女の子と現在の男の子の体力を比較すると違いはありませんでした。現在の男の子は、以前の女の子と同等程度の遊びの経験になっていることが推察されます。もっと伸び伸びと運動遊びができる環境をつくってあげたいですね。
幼児体育、体育方法学
健康科学部 こども健康・教育学科
