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怪しい常識

 「高校生がそんな恰好をするんじゃない!」、「母親なのに仕事を優先するなんてひどい!」、「先生なのにこんなこともできないの!?」こんな言葉を聞いたことがないでしょうか。どの言葉も、聞いていてあまり心地のいいものではありません。
 私たちが生活する社会には、怪しい“あたりまえ”がたくさんあります。子どもは、若者は、大人は、男性は、女性は、高校生は、大学生は、親は、先生は、さらには血液型がA型の人は…こうであるはずだ!といった思い込みです。こうした固定観念や思い込みのことを“ステレオタイプ”といいます。ステレオタイプは相手がどんな人かわからないとき、その人の属性からコミュニケーションの取り方を予測するうえで役立ちますが、一方で偏見や差別につながることもあります。そして、この偏見となってしまったステレオタイプは、相手を傷つけるだけでなく、私たち自身の可能性を制限してしまうこともあるのです。
 ステレオタイプの負の側面として知られているのが、“ステレオタイプ脅威”に関する研究です。この研究では、「女性は数学が苦手」というステレオタイプに対して、あるテストの前に「このテストでは性別による得点差がみられてきた」と伝えたAグループと、「このテストでは性別による得点差がみられない」と伝えたBグループを比較しました。その結果、Aグループには男女の得点に差が生じましたが、Bグループには男女の得点に差がなかったのです。つまり、数学の得点差は、本当に女性が苦手なのではなく、女性は苦手だと言われていることによって生じることが明らかにされたのです。
 さて、私たちはこのような“怪しい常識”にとらわれて諦めていることがないでしょうか。常識を疑ってみることで、あなたの新しい可能性が見えてくるかもしれません。怪しい常識発達心理学、人間関係
健康科学部 こども健康・教育学科

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