
アスリートにとって、鉄欠乏性貧血の予防は重要。貧血は、競技パフォーマンスに、成長期の子どもでは知能発達に影響します。
鉄欠乏性貧血の予防食のキーワードは、グーチョキパーと覚えましょう。
まずは、「グー」鉄分の多い食品!(げんこつは固い鉄のイメージ)
牛肉や豚肉の赤身の部位、マグロやサバ、イワシ等の赤身魚や背の青い魚、鶏肉ならば手羽肉やモモ肉は鉄分の多い食品です。レバー(肝臓)は鉄分が多いと有名ですが、生き物の腹ワタには鉄分が多いのです。だから、小魚や牡蠣(カキ)やアサリなどの貝類は、内臓ごと食べちゃうから鉄の供給源として効果的です。それから、ブリやカジキの血合肉は、鉄が多いので頑張って食べましょう。以上が、動物性食品の鉄分でした。
次は、植物性食品。ホウレンソウや海草、味噌や豆腐は鉄分を多く含んでいます。でも植物性食品の鉄は、非ヘム鉄といって、体内での吸収率が低いタイプの鉄です。
そこで、吸収率をアップするには、ビタミンCと動物性たんぱく質を一緒に摂取します。ビタミンCは、野菜や果物(柑橘系やイチゴ、キウイや柿)に多く、ビタミンのVitaminのVは「チョキ」です。動物性たんぱく質「パー」は、魚・肉・卵、そして牛乳やヨーグルトなど乳製品です。
つまり、「グー」鉄分の多い食品と「チョキ」ビタミンC、「パー」動物性たんぱく質を合わせて摂取することが、鉄欠乏性貧血予防の食事療法として効果的なのです。
特に、女子の運動選手の皆さん、激しい運動や月経は鉄欠乏性貧血の危険因子です。食品を選ぶときに、「グーチョキパー」を思い出して、貧血を予防しましょう。
栄養疫学
健康科学部 栄養科学科
