
身長は起床時が最も高く、就寝前に最も低くなります。身長の日内変動は1.5cm~3cmあります。身長は、起床してから4~5時間までに短縮が進み、その後、緩やかになります。一日中寝ていれば変動はありません。しかし、無重力な宇宙では、身長が2.5cm 伸長化したとの報告があります。
身長におけるこの日内変動は脊柱の生理的S字状彎曲が重力によって変動するもので、起床時の緩やかな彎曲から、時間経過とともに彎曲の程度が著しくなります。また、脊柱の椎間板には弾力性があり、多くの水分が含まれています。この椎間板は、直立していれば重力によって圧縮され、水分が減少し扁平な状態となり、脊柱が全体的に短縮されます。高齢者は、子どもに比べて身長の日内変動が少ないといわれています.これは加齢により椎間板の柔軟性が減少したためです。
なお、日中重い荷物を持てば身長の短縮量は大きくなります。しかし、横になって休むことで、この変動は若干回復します。平均身長は午前中の10時頃です。したがって、身長計測は午前中に測定するのが望ましいと考えます。体力測定・評価
短期大学部 体育学科
