
テレビなどで野球の投手が投げるボールの時速が良く報道されます。では、速いボールを投げるにはどのようにすればよいのでしょうか。
速いボールかどうかは手から離れた瞬間に決まります。離れるまでボールは手の指についています。つまり手の指がどれだけ速いスピードで投げる方向に動いているかで決まるわけです。
しかし、手の指だけでボールを速く投げることはできません。手につながる腕、胴体、脚が連動して徐々にボールを加速させ、手から離れる直前にスナップを利かせてさらに加速させます。このスナップまでにどれだけ腕を速く振るか、また、腕を振るまでに胴体をどれだけ加速するか、そして、胴体を加速するために脚がどれだけ地面に力を伝えられるかと言うように、全身が連動してボールを加速して行きます。地面を蹴り始めてからスナップまでの一連の動作は「ムチ動作」と呼ばれ、ムチがしなって進みながら先端が加速する様子と似ています。ムチのようにしなやかに根元から動き、徐々に先端へとスピードを上げてゆくイメージでからだを使うことが速いボールを投げるコツです。
スポーツバイオメカニクス
健康科学部 健康スポーツ科学科
