
今年の鏡開きは1月11日でした。皆さんはどのようにお餅を食べますか?お正月ならお雑煮にすることが多いと思いますが、鏡開きを終えたころだと少し飽きてくるかもしれません。そんなときは黄粉(きなこ)をつけて食べるのはいかがでしょうか。黄粉にお好みの量の砂糖(グラニュー糖がおススメ)と少量の塩を加えるのがポイントです。
黄粉は大豆を炒って粉にしたものです。大豆にはトリプシンインヒビターとよばれる消化酵素を阻害する物質が入っているため、生食できません。そのため必ず加熱してから食べます。今年は2月3日の節分の際によく使われる豆も大豆です。また、おつまみでよく食べられる枝豆は、大豆の未熟種子です。大豆(黄粉)も枝豆も植物学的にはマメ科植物ですが、食品としての扱いは少し異なります。 管理栄養士が食事管理などに使用する日本食品成分表では、大豆(黄粉も含む)は「豆類」として掲載されていますが、枝豆は「野菜類」になっています。これは豆類の未熟種子(枝豆など)や発芽したもの(モヤシなど)には野菜類と同じようにビタミン等が多く含まれることによります。授業でこの話をすると、そもそも黄粉や枝豆が大豆だということを知らないことが多いため、リアクションがおもしろいです。最近では、大豆ミートのように肉の代替品としても使用されていることもあります。皆さんも黄粉に限らず、その食品が何でできているかを調べてみると新しい発見があると思います。
栄養・食品学
健康科学部 栄養科学科
